事業部概要

■薗部染工事業部とは

1970年に株式会社薗部染工を設立。
薗部氏は若い時代、修行をしていた工房で身に付けたマドレー染(糊流し染め)の技法をベースに、独自に技術革新を行い墨流しの技術を確立。糊流し染めは製作の工程で多くの糊を使いマドレー柄を出すため、工程の中で、糊を落とす作業が非常に負担になっていた。その解消のため研究を重ねて、10年。水に溶けにくい染料の開発によって、より効率的に美しく染めることのできる墨流しの技法を確立し、着物分野にて京友禅「墨流し染」を広げました。その挑戦魂は留まるところを知らず、着物の生地である絹織物を染める技術を革など多種多様な素材に展開。
2020年株式会社京朋が薗部染工を事業継承。鳴滝クリエイティブセンター内に新工場を設立。その想いを引き継ぎ、美しい染めをより多くの方に身に付けていただくための技術革新を続けていきます。

■薗部正典プロフィール

1938年三重県度会郡に生まれる。
1956年学卒後、伝統工芸技術功労賞受賞作家、小倉好象氏に師事し、ぼかし手法の技術を習得。
1967年独立し、染色活動に専念。
柔らかいソフトタッチの色使いを特徴とする作風が好評を得る。
1970年株式会社薗部染工を設立。
より充実した創作体制を整える。
1980年「墨流し染」の実用的な商品化の研究に没入する。
1986年「墨流し染」の完成・発表。
現在の感覚にマッチした、氏独自の紋様と深みのある色合いが各地で好評を得る。
2014年現代の名工(卓越した技能者)受賞
2017年黄綬褒章(おうじゅほうしょう)叙勲
現在後進の育成にも努める。