薗部染工
Japanese traditional marble dyeing “Suminagashi”
New!! 2023.8.26
その始まりはさかのぼること平安時代、水面に墨と松ヤニを浮かべその柄を和紙に写し取り和歌をしたためて楽しんだという貴族のお遊びでした。その後、江戸時代には大衆の文化として広まり、紙だけでなく布を染める技術の研究が重ねられ、現代の布を染める技術が完成し現在の「墨流し染め」が出来上がりました。
墨流しという技法は、1300 年前の平安時代の貴族が 川に墨を流し模様の変化を楽 しむ遊びを起点としています。 そののち、墨と松やにを用い、 その模様を紙に写しとり、 和歌を書くようになりました。
墨流しの技法を応用した多様な 色や模様の料紙が生産されるだけ でなく、布帛など、様々な領域に 応用され、愛されてきました。
近代になると紙が主だった墨流し 染めを、布にも染められるように 八木徳太郎が技術を改良しました。 その後、京都高等工芸学校 ( 現 : 京都工芸繊維大学 ) 色染科教授の 鶴巻鶴一や、教え子の亀井光三郎が そして友禅染の日比野治三郎が譲りうけ、さらに研究を進めていきます。
墨流し染の染色技法の変遷の 延長上に、現代の名工として 活躍した薗部正典氏が創り出す 現代の墨流し染があり、 現在、薗部染工事業部が想いを 受け継いでいます。 十数メートルを一度に描き、 生地にうつしとるのは、繊細な 神経と熟練した技が必要で、 現在でも描くことができるのは ごくわずかな職人だけです。
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※工場見学及び体験は行っておりません。