薗部染工
鹿革
墨流し
命を無駄にしないモノづくり。森林の植生や畑を荒らす害獣となっている鹿。年間、約60万頭の鹿が捕獲されています。しかし、捕獲された鹿をジビエ料理など利用するのは1割程度で様々な利用を考えられるようになった現在でも多くが廃棄されています。
鹿が増えた原因は所説ありますが、我々人間がもたらした結果でもあり、害獣に指定して捕獲し命を奪うのも人の都合です。その命を最後まで無駄にしない。捕獲された鹿の革を利用し、製品に作り替えるプロジェクトです。
近年、シカ生息数の増加や生息域の拡大による食害は、希少植物の絶滅や農作物の被害、資源の循環利用の実現に支障をきたす恐れがあることから、森林地域におけるシカ捕獲を市町村や林業関係者等が協力し実施しています。その活動で捕獲された鹿の命を無駄にすることなく、最後まで大切にしようと、積極的に活動している長野県小諸市の鹿革を用いて製造しています。